事例

物流拠点の入札を通した委託契約の適正化

クライアント業種:小売業
企業規模(売上高):70億円
課題:業務要件の定義と整理

クライアントが直面していた課題
業務委託のブラックボックス化
プロレドによる課題解決アプローチ
業務要件の詳細な定義と料金体系の明確化
実施後の効果
約▲6%コスト削減の実現

クライアントが直面した課題

業務委託のブラックボックス化

全国規模での輸配送業務を長年にわたり1社の3PL会社へ委託し、良好な関係を築いていた。委託業務の内容や体制などは理解していたが、契約単価が全国一律・固定で設定されており、実際に3PL内で発生しているコストとの乖離が見えなくなっていた。3PL会社ではエリアによって、原価が請求金額を超えるような業務も発生していた。その結果、複数のオプション料金が追加設定され、全体のコスト妥当性が不明確になっていた。また、委託要件が曖昧であったため、他社からの見積り取得も困難な状況だった。

プロレドによる課題解決アプローチ

業務要件の詳細な定義と料金体系の明確化

関連資料と既存3PLへのヒアリングを基に、約100ページにわたる要件定義書を作成し、業務内容を明確にした。また、料金関連では、固定化していた料金を地域や数量で変動化し、オプション料金については発生原因を明らかにし、項目数を半分以下に削減した。要件定義書と料金体系の明確化により、新規の物流会社への見積り依頼が可能となったため、入札を実施した。

実施後の効果

約▲6%コスト削減の実現

既存物流会社を含む複数の応札企業から、現状のコストを下回る提案を受けることができた。既存の3PL会社も、請求金額と自社のコストの一致を望んでいたため、大幅なコスト削減提案があった。入札プロセスでは、SLAやKPIの整備も同時に実施し、継続的な改善につながる結果を得ることができた。

プロレドはここが他社と違う

入札の成果はコストだけではない

入札の目的は、コスト削減に偏りがちになることが多いのが現状ですが、弊社では、入札実施後のクライアントとサプライヤの関係が良好、且つ強固であることを目指しています。また、入札後の立上げについてもご支援しています。

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