事例

需要予測と店舗配品の精度向上による在庫適正化

クライアント業種:小売業
企業規模(売上高):600億円
課題:調達と店舗供給

クライアントが直面していた課題
流行の影響を大きく受ける商品需要
プロレドによる課題解決アプローチ
BIツールを活用した店舗供給数量の精度向上
実施後の効果
商品廃棄の削減(約▲14%)

クライアントが直面した課題

流行の影響を大きく受ける商品需要

全国100店舗への供給数量は過去の店舗別売上実績に基づいて設定していたが、実際の店舗売上と乖離が発生していた。商品需要が流行の影響を強く受けるため予測が難しく、低単価商品のため店舗間の在庫移動も容易では無かった。また、業界慣習による短いリードタイムのため、倉庫在庫をバファーとして活用することも難しく、これらが課題解決を阻害する要因となっていた。

プロレドによる課題解決アプローチ

BIツールを活用した店舗供給数量の精度向上

まず最初に、BIツールを活用して売上データの分析を行った。仮説の一つ目として、リードタイムに影響を与えない範囲で一部商品を倉庫在庫にすることを検証した。その結果、大半の商品で一定の割合を倉庫在庫として確保できることが判明した。次に、店舗への供給比率を計算する際、分析の粒度を高めることで精度の向上が図れる商品を特定し、限定して行った。具体的には、分析の頻度と期間を上げ、利用されていなかった商品カテゴリを分析に活用した。

実施後の効果

商品廃棄の削減(約▲14%)

各店舗への供給数量の精度が向上したことから、店舗での廃棄が減少した。また、欠品についても倉庫在庫から出荷することで最小限の欠品に抑えることができた。さらに、これらの取組みを通じて、現行のオペレーションにおける属人的な要素が洗い出され、プロジェクト内で属人性を最少化したオペレーションへ再設計された。その結果、再現性の高い運用体制の確立に至った。

プロレドはここが他社と違う

システム導入だけがソリューションではない

システムなどソリューションの導入を目的とするのではなく、クライアントの課題に真摯に向き合い、徹底的に協議・分析を行います。その結果、クライアント内で新たな知見が生まれ、システム導入以外の解決策の発見や検討するシステムの幅も広がります。

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